ひより図書館
『たんぽぽ』
風に運ばれ落ちたところが自分の場所、そんな”たんぽぽの一生”を絵と文でたどります。
ひより図書館ではたんぽぽの根を使ってたんぽぽ珈琲をつくりました。生命力あふれる味でした。
著:甲斐信枝
出版社:金の星社
「Dandelion 」
This book traces "The life of a dandelion" through illustrations and text, showing how the spot where the seed lands, carried by the wind, becomes its home.
At Hiyori Library, we made dandelion coffee using the dandelion roots. It had a flavor full of vitality.
『たんぽぽ』というえほんがあります!
たんぽぽのたねは、風にふわふわとんでいきます。たねがおちたところが、たんぽぽのあたらしい家になります。
このえほんは、そんなたんぽぽが生まれてからおわるまでのお話です。
『オナモミのとげ』
移動できない植物は、仲間を増やすために植物もいろんな工夫をしています。
実は、植物は、自分の環境に敏感に反応しています。杉林の中の竹は杉に負けないように伸びるそうです。身近な植物の不思議な行動を教えてくれる一冊。
ネイチャープロ編集室
著 多田 多恵子
「The Spines of Cocklebur」
Since plants cannot move, they use various ingenious ways to spread their seeds and multiply.
Plants are actually highly sensitive to their environment. For example, bamboo in a cedar forest is said to grow aggressively to keep up with the surrounding cedar trees.
This book introduces us to the surprising, secret lives of the everyday plants we see around us.
『オナモミのとげ』という、ふしぎな本のお話です!
動けない植物ですが、「仲間をふやしたい!」と、いろいろなくふうをしてがんばっています。
植物は、まわりのようすをすごくよく見ています。
たとえば、スギの木がたくさんある場所のタケは、スギに負けないようにと、ぐんぐん上にのびるそうです!
この本は、私たちのすぐそばにある植物の、だれも知らないすごい行動をこっそり教えてくれますよ。
『春の妖精たち』
秋から冬にかけて土の中で春をむかえる準備をし、春にいっせいに地上に芽吹く植物を”春の妖精”といいます。1年を通じた植物たちの営みをイラストでわかりやすく説明しています。
出版社 福音書店
奥山 多恵子 文・絵
「Spring Ephemerals 」
Plants that prepare for spring underground from autumn to winter, and then sprout all at once on the surface in spring, are called "Spring Ephemerals" (or "Spring Fairies").
The book clearly explains the yearly cycle and activities of these plants using illustrations.
『春の妖精(ようせい)たち』という、すてきな本があります!「春の妖精」って、土の下で眠っていた植物のことです。
秋から冬の間に、土の中で「春の準備」をします。そして、春になると、みんな一緒に「こんにちは!」と急に顔を出します。
この本は、そんな植物たちが一年中どうやって生きているかを楽しく教えてくれますよ!
『サバイバル大作戦』
牧野富太郎先生が植物について楽しく紹介してくれる一冊。
ひより図書館では春に高知の牧野植物館を訪ねました。牧野富太郎先生の沢山のスケッチや標本を見て感動しました。
著者 里見 和彦
出版社 世界文化社
「Operation Survival 」
This is a book in which Dr. Tomitarou Makino joyfully introduces the world of plants.
In the spring, Hiyori Library visited the Makino Botanical Garden in Kochi. We were deeply impressed by the numerous sketches and specimens left by Dr. Tomitarou Makino.
『サバイバル大作戦』という、とってもおもしろい本があります!
牧野富太郎(まきの とみたろう)先生が、植物のすごい生き方を、楽しく教えてくれます。
ひより図書館のみんなは、春に高知(こうち)にある牧野植物館(まきのしょくぶつかん)へ行きました!
牧野先生がかいたたくさんの絵(スケッチ)や、集めた植物を見て、「わあ!すごい!」と感動しましたよ!
『菜の花とこむすめ』川端康成作
山で出会ったひとりぼっちの菜の花をなんとか里の仲間のところへ届けようとする小娘の奮闘。『あなたは大丈夫?』少女と菜の花との会話がほほえましい、華憐なお話です。
このお話を読んだら、学校の帰り道に植物に話しかけてみてはどうかな。返事をするかもしれませんよ。
「Canola Flower and a Little Girl (By Yasunari Kawabata)」
This delicate and charming story follows a little girl's determined efforts to bring a solitary canola flower she found in the mountains back to its companions in the village.
The conversation between the girl and the flower, like her asking, "Are you alright?", is heartwarming and endearing.
After reading this story, why not try talking to the plants on your way home from school? They might even talk back!
『菜の花とこむすめ』
山で一人ぼっちで咲いている菜の花がいました。「なんとか村の菜の花のそばに連れて行ってあげたい!」と、小さな女の子が一生けんめいがんばります。
女の子が菜の花に「あなた、元気?」と話しかける場面が、とてもかわいくて、心が温かくなる物語です。
このお話を読んだあとは、学校から帰る道で、道ばたの植物に「やあ」と声をかけてみてください。
もしかしたら、植物がお返事してくれるかもしれませんよ!
『水仙月の四日』
雪の魔女から人間の子供を助ける雪の精。
魂の触れ合いを幻想的な雪景色の美しさの中に描きます。”水仙月の四日”は賢治がつくった暦です。名前の由来の謎を解いてみるのも面白いですね。
作: 宮沢 賢治
絵: 黒井 健出版社: 三起商行(ミキハウス)
「The Fourth of the Narcissus Month (By Kenji Miyazawa)」
This story features a Snow Sprite who rescues a human child from the Snow Witch.
It depicts a heartfelt connection (a soul-touching encounter) set amidst the fantastic beauty of a snowy landscape.
"The Fourth of the Narcissus Month" is a calendar date created by Kenji Miyazawa. It would be interesting to try to solve the mystery of what the name means!
このお話は、雪の魔女から人間のこどもを助けようとする、雪のやさしい妖精(ようせい)のお話です。
とてもきれいな雪の景色の中で、心と心があたたかくつながる様子が描かれています。
『水仙月の四日』というのは、賢治先生が自分で作った、特別な暦(こよみ)の名前です。
どうしてこの名前をつけたのか、その意味を考えてみるのも楽しいですね!
『秘密の花園』バーネット
鍵がかけられた秘密の庭。すっかり死んだように見えた庭園ですが、クロッカスやチューリップは生きていました。バラの芽も。庭園を蘇らせる子供たちの活躍。春の息吹とともに子供たちも健康になっていきます。人を癒す自然の力。ヨークシャープディングや窪地を利用してじゃがいもを蒸すピクニックも素敵。
フランシス・ホジソン バーネット (著), シャーリー・ヒューズ (イラスト), Frances Hodgson Burnett (原著), 山内 玲子 (翻訳)
「The Secret Garden (By Frances Hodgson Burnett)
The story centers around a secret garden that has been locked away. Though the garden appeared completely dead, the crocuses, tulips, and even the rosebuds were still alive.
It follows the children's endeavors to bring the garden back to life. As the breath of spring returns, the children themselves grow healthier, highlighting the healing power of nature.
The picnics described are also wonderful, featuring traditional Yorkshire pudding and potatoes steamed using a hollow in the ground.
『秘密の花園(ひみつの はなぞの)』**という、有名なお話です。
カギがかかって、誰も入れない庭がありました。
その庭は、まるで死んでいるみたいに静かでしたが、実はクロッカスやチューリップの球根(きゅうこん)、バラの新しい芽(め)は、生きていたのです!
子どもたちが、この庭をもう一度元気にするためにがんばります。
春の温かい空気と一緒に、庭が生き返ると、子どもたちもどんどん元気になります。これは、自然の持つすごい力ですね!
お話に出てくるピクニックも楽しいですよ!
『ロビンソークルソー』
無人島への漂流。
工夫しながらのサバイバル生活は、面白さ抜群です。
麦を植え、家を作って火をおこしパンを焼きます。
創意工夫で生き抜く魅力満点の生活が描かれます。
ダニエル・デフォー (著), ウォルター・パジェット (イラスト),
海保 眞夫 (翻訳)
「Robinson Crusoe」
The story of being shipwrecked on a deserted island.
His survival life, full of improvisation and ingenuity, is immensely fascinating.
He plants wheat, builds a home, makes a fire, and bakes bread.
It depicts an entirely appealing life, surviving through self-reliance and creative resourcefulness.
『ロビンソン・クルーソー』は、すごい冒険(ぼうけん)のお話です!
ロビンソンさんは、船がこわれて、だれもいない島に一人で流れ着きます。
そこで、いろいろなことを考えて、生きるためにがんばります。この「サバイバル生活」がとてもおもしろいのです!
ムギの種をまいて、自分の家を作り、火をおこしてパンを焼いたりもします。
「どうしたら生きていけるかな?」と、頭を使って、楽しい生活を作っていく様子が、たくさん描かれていますよ。
『虞美人草』夏目漱石 新潮文庫
男女関係のもつれを描きます。漱石の江戸を彷彿とさせる語り口が秀逸です。
虞美人草とはひなげし(ポピー)ですね。植物の中には人を惑わす匂い、死に至らしめる毒をもつものもあります。漱石は、藤尾の死以外にこの小説の結末は無いと言い切っています。虚栄の罠に落ち、ついに死を選ぶ女性が放つ妖しさをご堪能ください。
「The Poppy (or Gubijinsō) by Natsume Sōseki」
This novel depicts the tangled complications of relationships between men and women. Sōseki's narrative style, which evokes the Edo period, is brilliant.
Gubijinsō is the Japanese name for the poppy. Some plants possess fragrances that bewitch people, or poison that leads to death. Sōseki himself asserted that the novel could have no other ending than the death of Fujio.
Enjoy the sinister allure of the woman who falls into the trap of vanity and ultimately chooses death.
このお話は、男の人と女の人の、複雑でこじれた関係を描いています。
漱石先生の話し方が、昔の江戸(えど)を思い出させるようで、とても上手です。
「虞美人草(ぐびじんそう)」は、ひなげし(ポピー)という花のことですね。
植物の中には、人をだますような香りや、死につながる毒を持っているものもあります。
漱石先生は、この小説の主人公の女性・藤尾(ふじお)は、「死ぬしかない」と強く言っています。
見せかけの華やかさ(はなやかさ)にだまされて、最後に死を選んでしまう女性の、あやしいほどの魅力(みりょく)を、どうぞ楽しんでください。
『世界史を変えた50の植物』
世界史を植物を通して紐解きます。絵や地図、逸話などが豊富にのっています。
ある程度の世界史の基礎知識がないと読み進めるのが難しいかもしれません。手元に置いて読み返したい一冊です。
ビル ローズ (著), Bill Laws (原著), 柴田 譲治 (翻訳)
「50 Plants That Changed World History」
This book unravels world history through the lens of plants. It is richly illustrated with pictures, maps, and numerous anecdotes.
Be aware that it may be difficult to follow without a basic knowledge of world history. This is a volume you will want to keep close at hand to read and revisit again and again.
『世界史を変えた50の植物』という、おもしろい本です。
植物の力で、世界の歴史を新しく見ていくことができます。
本の中には、絵や地図、おもしろいお話がたくさん入っています。
読むときは、世界史の基本的なことを少し知っていると、もっと楽しく読めるかもしれません。
これは、いつも手元に置いて、何度も読み直したくなるような、大切な一冊ですよ。
『お気に召すまま』
ドタバタ喜劇の激しい言葉のやり取りが読む者の胸につきささります。
媚薬として登場するすみれの花の露のほか様々な植物の記述が楽しめます。まぶたに塗ると恋に落ちるそんな”浮気薬”が実際にあったら、困ってしまいますね。でも薬草を試してみたい気持ちは誰しもが持っているのではないでしょうか。
ウィリアム・シェイクスピア/著 、福田恆存/訳
「As You Like It (By William Shakespeare)」
The fierce exchanges in this romantic comedy's slapstick humor deeply resonate with the reader.
In addition to a dew from a violet used as a love potion, you can enjoy descriptions of various other plants throughout the play.
If a "love potion" that makes you fall in love just by applying it to your eyelids actually existed, it would certainly cause trouble! Yet, the desire to experiment with medicinal herbs is something we all likely share.
『お気に召すまま』は、ドタバタと楽しいお芝居(コメディ)です。
ケンカみたいな激しい言葉の言い合いがたくさん出てきて、読んでいる人の心にグサッとささります。
このお話には、人を好きにさせる「媚薬(びやく)」として、スミレの花のしずくなどが登場します。ほかにも、色々な植物のお話が出てきて楽しいですよ。
まぶたに塗ると、誰かを好きになってしまうような「うわき薬」が本当にあったら、たいへんですね!
『オーバーストリー』
『裏山の木とあなたは40%の遺伝子を共有する』という作者は、森と木と人間の繋がりを見つめ、ある世界観を描いています。2019年ピュリッツァー賞受賞。
リチャード パワーズ (著), 木原 善彦 (翻訳)新潮社
「The Overstory (By Richard Powers)」
The author, who states that "You share 40% of your genes with the trees in your backyard," explores the connection between forests, trees, and humans, creating a unique worldview.
This novel was the winner of the 2019 Pulitzer Prize in Fiction.
『オーバーストリー』**という、すごい小説です!
作者(作家)さんは、「あなたの家の裏の木と、あなたは40パーセントも同じ遺伝子を持っているんですよ」と話しています。
このように、森と木と人の深いつながりをじっと見て、特別な世界を描いています。
この本は、2019年にピュリッツァー賞というとても有名な賞をもらいました。
木や自然の不思議な力を感じられる、大きくて感動的な物語です。