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『しろいうさぎくろいうさぎ』
「ずっときみと一緒にいるためにはどうすればいいか考えているんだ。」くろうさぎの真剣な困った顔、しろうさぎのびっくりしたまるくなった目。野原であげるかわいいウェディング。恋するこころにドキドキするお話です。
ガース・ウイリアムズ (著, イラスト), まつおか きょうこ (翻訳) 福音館書店
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『人魚姫』
​美しい声を失い、歩くたびに激痛がはしる。伝えられないせつない気持ち。憧れと勇気の人魚姫の一生に一度の恋。海の泡となった人魚姫、気泡は空気中にはなたれます。風の精になった彼女は、人々の頬を優しく撫で子供たちの笑い声を運びます。ハンス・クリスチャン アンデルセン (著), イブ・スパング オルセン (イラスト), 大塚 勇三 (翻訳)福音館書店
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『りんご畑のマーティンピピン』
岩波少年少女文庫より。恋がいっぱいつまったこの物語は実は兵隊として戦争に行く30代の青年にむかって書かれました。閉じ込められた少女を恋人のもとへ返すためにピピンが語る恋のファンタジー。六人の牢番もまた年ごろの少女たちという設定が面白いです。
エリナー ファージョン (著), リチャード・ケネディ (イラスト) 石井 桃子 (翻訳)岩波少年文庫
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『恋する小倉百人一首』
恋のかけひき、苦しい恋、、いにしえの短歌の世界を現代に引き寄せて軽妙な語り口で解説しています。短歌の奥行のある世界の入り口として楽しんで読める一冊。短歌は一つの仮想現実。一つの歌それ自体がもつ広い宇宙を感じてほしいです。阿刀田高 角川文庫
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『サラダ記念日』

「この味がいいといったから今日はサラダ記念日」、なんでもない日を記念日にするために七夕の一日前を選んだ万智さん。日常の中の一コマを切り取ることで、デティールに宿る神(宇宙)を蘇らせます。俵万智 河出書房新社
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『三四郎』
東京の女子学生は侮れない、、そんなつぶやきが聞こえてくる三四郎の恋。帝都東京を舞台に熊本から上京した東大生の三四郎が経験する景色を漱石ならではの闊達な語りで描きます。迷い疑い失恋する青年の煩悶。都会人との遭遇。​​
夏目漱石 新潮文庫
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『現代語で読む たけくらべ』
​恋することは大人近づくこと。背伸びする心と心。ガール ミーツ ボーイ。
一葉は雅文体で吉原の遊女になる少女の心、下町の子供たちの景色を描きました。
樋口一葉 山口照美 訳 理論社
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​『椿姫』
​マルグリットの真実の恋が気高い。
恋は人を狂わせるもの。情熱は嫉妬と焦燥に反転し混乱のあげく自分を持てあます。潔く美しい椿の花が咲く場所は小説の中にしかなかったのかもしれません。

光文社古典新訳文庫) デュマ・フィス (著)
永田 千奈 (翻訳) 

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『恋衣』
”恋衣”とは常に離れない恋の思いをさします。当時の装丁が素敵です。与謝野晶子、山川登美子、増田雅子の共著の詩歌集です。

「虹もまた消えゆくものかはわがためにこの地この空恋は残るに」
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『即興詩人』
​アンデルセン作。森鴎外が訳し、多くの日本人がかの地を訪れました。
安野光雅さんもその一人です。
恋せよ
こころの若く血の熱いうちに
矢のように時は過ぎる
永遠を願う人の気も知らずアンデルセン (著), 森 鴎外 (翻訳), 安野 光雅 (翻訳)山川出版
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