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小さな頃、秘密基地はありましたか?

私は雑木林の一角が秘密基地でした。ふかふかの落ち葉と木々に囲まれた薄暗い場所で池にむかって急な斜面になっていました。

大きな椎の木があってドングリがたくさん落ちていたり、不思議なキノコが生えていたり、、。お気に入りの秘密基地で学校から帰るとよく”一人で!!”そこで時間を過ごしていました。

​今考えると子供が一人で行くには少し危ない場所だったと思います。

でも、学校と家では追い立てられるような気持ちになっていた私にとって、その場所は特別な時間をくれる不思議な場所でした。

安心できて簡単に自分を受け入れることのできる時間。そんな時間について書いてある本を並べました。

森の中でのキャンプ

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​『のはらのおへや』みやこしあきこ作 ポプラ社

引っ越してきたばっかりの女の子が近所の野原を探険すると草むらの中に部屋のような空間をみつけます。そこには可愛いままごとセットが置いてあって、、
​ ままごとセットが本物の陶器のティーポットセットなんですよね。
​ 引っ越したばかりのドキドキ感もあって、身近な感じの絵も良かったです。

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​『チリとチリリ』どい かや  作 アリス館

自転車に乗っていろんな場所にでかける。チリとチリリ、、二人は姉妹です。

「そっちは違うよ!」「綺麗だね!」「素敵だね!」

「行ってみようか?」「そうしてみよう!」

自分で自分に言い聞かせてることってないですか?

​この絵本を自分で自分を励ますことに重ねあわせながら読みました。

絵はとっても優しい色使いで細部まで丁寧に描かれています。雨の日のお出かけですが、二人は雨の日しか開いていないお店をみつけます。​喜びが用意されている世界、優しさに包まれた安心できる世界を描いていると思いました。

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​『小さな犬』町田尚子 白泉社

​理由もなく寂しい気持ちになってしまう女の子。寄り添うことで女の子を勇気づけようとする子犬。
​ 誰かがそばにいてくれる時間。それは秘密基地の不思議時間と似ている気がします。
女の子は泣いているんですが、いろいろ試すにもかかわらずなかなか元気になってくれないので、子犬は途方に暮れます。
 でも最後にちょっぴり女の子が笑うんです。
心と身体が戻ってくる感じを伝えてくれる絵本です。

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​『トムソーヤの冒険』
マーク トウェイン (著), T.W.ウィリアムズ  (イラスト), Mark Twain (原著), 石井 桃子 (翻訳)岩波少年文庫

トムとハックルベリーの冒険の物語。

ハックルベリーは学校に通ってなかったり木の上に住んでいたりの自然児。トムは学校や家では叱られることの多いいたずらっ子。

 山や川での自由な時間。二人は森が大好きです。森ではいろんな冒険をします。

 ハックはのちにお金持ちのおばさんに引き取られるんですが「鐘が鳴ったらめしを食って、鐘が鳴ったらベッドに入って、、何から何まで時間が決まっていて最悪だ!」と嘆きます。

​ 日常とは違う時間。子供たち、いいえ大人にとっても希望や元気を生み出す大切な時間なのかもしれません。

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​『孤独の愉しみ方』
ヘンリー・ディヴィッド ソロー (著)
服部 千佳子 (翻訳) イースト・プレス

森で暮らしたソローの言葉を紹介した一冊。『とびきり上等な時間を一日一回もつ』から始まります。

ありのままのじぶんを受け入れる時間について書かれています。自然に囲まれると本来の自分が戻ってくるのではないでしょうか。

 「私はかつて、孤独ほと仲のよい仲間を見出したことがない」ソローは森で自給自足の生活を送りました。そして『森の生活』という本を書きました。森の中で自分自身や社会について考えました。

読む人を深い森の中に誘うような本です。

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