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『おちゃのじかん』
 
 マテ茶、ウーロン茶、紅茶、チャイ、、世界のいろんな国のお茶を紹介してくれる絵本です。我が家のお茶の間に外国の方が来てお茶会を催してくれるというオモシロ楽しい絵本です。関西弁の語り口もいいんですよね。
作: 土橋 とし子 出版社: 佼成出版社 
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『みんなでおちゃづくり』

​ 家庭菜園の畑を囲むようにお茶の生垣がある景色が素敵なけんたくんの家。
 家族総出でのお茶作り。明るくわかりやすい絵と家族の会話が心地よい一冊です。笠野 裕一 作 福音館書店
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『雨にも負けず粗茶一服』
 
​​ 茶道の家元の跡継ぎ遊馬くんの自分探しの青春物語。茶道の家元を継ぐことを嫌がって家出した遊馬くん。お茶席の場面も詳しく描かれています。
​ 笑って泣けるエンターティメント。オーディオドラマにもなっていてそちらもおすすめです。
松村栄子 著 ポプラ文庫
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『草枕』夏目漱石 新潮文庫

 画家の旅。
"人情の世界にあって美しき所作は正である義である直である、、、”
 美とは何か。非人情と憐れを対比させ、人に憐れをみるとき詩人や画家の胸の内に成就する画面とは。
 喫茶の場面でもお茶の宇宙を掬い取る記述に脱帽。ちなみに漱石は煎茶派だったそうです。あわせて『漱石と煎茶』もどうぞ。悩める漱石とその哲学を煎茶という文化から眺めた一冊。
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『紅茶スパイ』

​ イギリスの植物学者が中国のお茶の木の奪取し、ヒマラヤ山脈の植物園で栽培にこぎつけるまでの冒険譚。インディージョーンズも顔負けの活躍です。一方で中国とイギリスの近代史が克明に描かれる読み応えのある物語。
​産業スパイかつ植物学者。大英帝国ありき。オチャノキという媒介と主人公ロバートフォーチュンの植物への愛情が物語を成立させている一冊。
サラ ローズ (著), Sarah Rose (原著), 築地 誠子 (翻訳 原書房
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『茶の本』

​​ 中国から入ってきたものは沢山あります。お茶もその一つ。日本の精神風土を西洋と対比して説明しようとする天心渾身の一冊。”負けない日本を作ろうとした明治の人の精神がここにあり、、。
岡倉天心  (著), 夏川賀央・現代日本語訳 (著)
致知出版社
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『不思議の国のアリス』

​ 不思議の国のアリスに出てくる会話が破綻したお茶会。暴走するロジック、ゆがんだ世界。その意味とルイスの目論見を解説する一冊。特にお茶会の場面の人数に応じて社会が形成されていく説明は納得の一説。『世界に出会うレッスンー不思議の国』三上勝生 新曜社 
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『茶の話ー茶事遍路ー』陳舜臣

​10月のひより図書館は神戸に旅しました。神戸には陳舜臣文学館があります。
​陸羽から始まるお茶の歴史。陳舜臣先生の膨大な知識に圧倒されます。
​ 中学生のころ『秘本三国志』を読もうとして挫折したことを思い出しました。中国のお茶の歴史について知りたい方におすすめです。
朝日文庫
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『日日是好日』森下典子

​ お茶を習い始めた今時女子たち、お茶文化に触れる様がリアルです。茶人の凛とした軽やかさ。形は心と諭されお稽古に励む女子たち。適齢期の主人公が破談のあとも普段と変わらず接し手くれる茶道教室の場面にほろりとしました。
新潮社
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『茶楽』

​お茶の種類。お茶の地方。世界各地での飲み方。茶器について、、お茶の核心を美しい写真と丁寧な説明でたどる一冊。日曜の午後にやすらいで眺めたいそんな一冊です。ジョセフ・ウェズリー・ウール (著), 磯淵 猛 (監修), 岩田 佳代子 (翻訳)ガイアブックス
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