翼文庫
Little Hiyori and Tyobi
Meet The Books
井上書店
郷土史の資料や哲学書・美術書から文学全集、児童書や絵本、古い写真、料理本や単行本まで、街の古本屋さんのお手本のような場所です。
古い岩波文庫の棚は、楽しく、ゆっくり眺めたすえ、『読書について』ショーペンハウエル、『三好達治詩集』を購入しました。
繁華街のアーケードの一角にあります。
岩波文庫の帯の色
青色
思想・哲学・宗教・歴史・地理・音楽・美術・教育・自然科学
黄色
日本文学(古典)
緑色
日本文学(近代・現代)
白色
法律・政治・経済・社会
赤色
外国文学
●あふれる元気
日曜の朝市では、大通りにテントが並びます。高知城まで続く白いテントの屋台の下では、
柚のジュース、四万十の蟹、地元のお惣菜、野菜、温かいうどん、お茶、漬物、、様々なものが売られていました。
腰の曲がった小さなおばあさんに、焼き鳥屋さんが、注文より多めに入った袋を渡しています。
「ええよ。ええよ。持っていき。」多分、常連さんなのでしょう。日曜の朝、焼きたてでおまけの焼き鳥、美味しいに間違いないですね。
テントの行き止まり付近には公園がありました。
椅子や机をひろげて木陰の下で、将棋を楽しむ人たちがいました。考えあぐねている相手を煙草をふかしながら待つ人「参りました」と頭を下げる人。戸外での将棋大会、ゆるく楽しく自由な雰囲気が素敵でした。
お昼、ひろめ市場に行きました。カツオのたたきの炭の匂いの中で、賑やかに話しながら、次々に料理をたいらげる人たちでいっぱいです。
市場を出て、商店街を抜けた街路樹の下では、長ーい机に20組ほどの親子が並んで、味噌づくりワークショップの真っ最中でした。
とにかく生きるエネルギーを感じた街中散歩でした。
牧野植物園
牧野博士の偉業を偲ぶ植物園。”ナンジャモンジャの木”もあります。
牧野博士に会う
『小学校時代にいちばん苦手なのは算術で、、』
物理学者なのに?寺田寅彦先生の随筆を楽しみながら、牧野植物館まで移動しました。広い敷地に、大きな温室や、牧野博士の偉業を展示する近代的な建物があります。
その中に、牧野博士の書斎を再現した部屋があります。そこには、積み上がる資料と書籍に埋もれるようにして研究する牧野博士の姿の人形がいます。その表情は真剣かつ楽しそうです。
細密を極めた植物のスケッチを眺めながら”草の精”とまで呼ばれた牧野博士の人生を辿れて楽しかったです。