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『青いかいじゅうと赤いかいじゅう』

対立について考えるきっかけを与えてくれる絵本です。山をはさんで悪口を言い合っていたかいじゅうたち、やまがくずれた時、、、。
デイビッド マッキー (著), 北沢 杏子 (著)アーニ出版
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『この本をかくして』

戦争で燃えてしまった図書館からお父さんから借りていた本が一冊だけ助かります。”伝える”という大切さを戦争を背景に本という宝物を主人公にして語られています。
マーガレット・ワイルド 文フレヤ・ブラックウッド 絵アーサー・ビナード 訳 岩崎書店
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『ながいながい旅』
画家になった少女の自伝的物語。「犬と一緒にいるとひとりぼっちだという気が全然しないの」本と絵が大好きな少女の物語。エストニアが舞台です。美しい挿絵の中、厳しい現実から回復する少女の姿。
ローセ ラーゲルクランツ (著), イロン ヴィークランド (イラスト),石井 登志子 (翻訳) 岩崎書店
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『バスラの図書館』
戦火の中から図書館を救うという物語ですが、実話です。図書館の隣はレストランでした。レストランで働く人たち、友人、近所の人たち、本を救いたい図書館員に協力してみんなで本を隠します。床も棚も家中本だらけ。図書館は燃えてしまいます。悲しいけれど勇気の物語。
ジャネット・ウィンター (著), 長田 弘 (翻訳) 晶文社

 
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『ペドロの作文』
独裁政権下、夜はラジオから情報を得ようとしている両親。ある日、学校で「わがやの夜の過ごしかた」について作文を書くように言われたペドロ。賞品は欲しかったサッカーボール!少年はどんな作文をかいたのでしょうか。
自由にものが言える世の中のすばらしさを再認識できます。
アントニオ・スカルメタ作 アルフォンソ・ルアーノ絵  宇野 和美訳出版社アリス館 
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『銀のロバ』          
 フランスの森で子供たちは目の見えない兵士に出会います。兵士は美しいロバのお守りを見せてくれます。なんとか彼を家族のもとに返そうと奮闘する子供たち。物語は終始こどもの目線から語られます。ちょっと不思議な雰囲気のお話ですが、”戦争の悲惨さ””人と人とのつながり”が子供たちの心に届くに違いありません。 ソーニャ ハートネット  (著), Sonya Hartnett (原著), 野沢 佳織 (翻訳)主婦の友社​​
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『あのころはフリードリヒがいた』
息苦しくなっていく時代をリアルに描いた名作。苦しい時代にユダヤ人の友達をもった少年が語り手です。人間とは?と思わず問いかけたくなるほどの残酷な結末。高学年向けです。

ハンス・ペーター・リヒター著 上田真而子訳 岩波少年少女文庫

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​『黒い雨』井伏鱒二 新潮文庫
井伏鱒二の仕事です。『被爆日記』という形を物語の中に入れ込むことで、被爆直後の詳細な記録とその後の被爆者の生活を描いています。
 かならずすべてを後の世の人に伝えるという執念。風化を拒絶する物語のありかた。
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『夜と霧』
精神分析学の教授で医師でもあるフランクルがアウシュビッツから生還するまでの記録的文学。客観的で哲学的、時にはユーモアさえ漂う記述。過酷な環境を支えてくれたのは愛する妻との優しい日常の思い出だと言い切る彼勇気と愛の記録。ヴィクトール・E・フランクル (著), 池田 香代子 (翻訳)みすず書房
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『若い読者のための世界史』
戦争は人間が起こもの。国家と国家の間で起こる。第一次大戦までの人間史をわかりやすく語っている名著です。
エルンスト・H・ゴンブリッチ (著), 中山典夫 (翻訳)
中央公論新社

 
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