top of page
翼文庫
Little Hiyori and Tyobi
街物語
あっ!!子犬だ!!
ある雨の日、女の子は捨てられた小さな子犬をみつけました。
『ねぇねぇ飼ってもいい?!』子犬をつれて帰った女の子はおとうさんにたのみます。
『名前をかんがえてやらないとなぁ』
おとうさんは言いました。
『チョビー!!ただいま!』
子犬の名前はチョビにきまりました。
女の子のおとうさんは街のお菓子屋さんです。
チョビはお店のお客さんには吠えません。
毎日女の子が学校から帰ってくるのを待っています。
そんなある日、チョビと女の子は弱った子猫をみつけます。
『死んじゃってるのかな?』
チョビも心配そうにのぞき込んでいます。
じっとみつめていると子猫はよろよろと立ち上がると側溝の中に去っていきました。
子猫は側溝の中で死んでしまったのでしょうか?
側溝をのぞきこんでも子猫のすがたはありません。
『死んじゃったのかなぁ?』
チョビと女の子はお墓をつくったり夕焼けに聞いたり、、。
それから、次の日曜日のことです。
『やっぱりたしかめてみたい!』
女の子はじっと側溝の中をのぞきこみました!
そしてとうとう決心したのです!
チョビと一緒に子猫を探す旅にでることに!
子猫を探して知らない街を旅をしました。だけど子猫はなかなかみつかりません!
『子猫は!子猫は!どこにいるの?』
ワンワン!ワンワン!
いつものようにチョビが起こしに来ました。
台所では一番上のお姉さんが朝ごはんを作っています。
『もし、もしもチョビが死んじゃったら!?もう二度と会えないの?』
朝ご飯の用意に忙しいお姉さんはいいました。
『街の図書館に行ってみれば?本がこたえを教えてくれるかもよ』
さて、子猫はどうなったのでしょう?天国で大好きな人と会うことってできるのでしょうか?天国ってあるのでしょうか?その答えは図書館でみつかるでしょうか?
女の子はとりあえず街の図書館に行ってみることにしました。
bottom of page